1889年、実業家だったヘンリー・ディビット・リー氏がアメリカのカンザス州にて、食品と生活雑貨の卸商“H・D Lee Mercantile Company”を設立したところからLeeブランドの歴史は幕を開ける。ウエアの製造を始めるきっかけになったのは商品の納期遅れなどでワークウエアが品薄になっていたこと。1911年には取扱い商材のひとつであったダンガリーズやオーバーオールの本格的な自社製造を始め、リーカンパニー初のワークウエアと言われるビブ・オーバーオール、ジーンズ、ジャケットが誕生。そのクオリティは高い評価を受けることとなり、1913年に開発したカバーオールとダンガリーを縫い合わせた車整備用の作業着”Lee Union All”はアメリカ陸軍のオフィシャル・ユニフォームに採用された。 その後、1920年代にはカウボーイパンツ”Lee COWBOY”を売り出し、ワークウェアからウェスタンスタイルの定番ブランドとしての地位を確立。1944年にはシリーズ名を“Lee RIDERS”に変更、名実共にカウボーイ・ ファッションのリーディングカンパニーとなる。1950年代に入ると”101”ジーンズを中心にファッションアイコンとして都会のアウトサイダー達から注目を集める存在に。1960年代に入ると、白いコットンサテン地を使った”ウェスターナー”がホワイトジーンズの先駆けとなりアイビーブームの火付け役となった。1976年、アメリカ建国200年祭にともない、“Lee”製品が初めて日本に紹介され、その後、様々なモデルが日本企業によって復刻されている。そして2019年、当時は技術的に作れなかったモデルを現代の技術で完成させた、130TH ANNIVERSARY MODELをラインナップ。 130年の歴史と伝統を守りつつ、常に革新者として新たな軌跡をジーンズ史に刻み続けている。
10月19日より、Lee 原宿店にて、話題のブランドとコラボレートしたBuddy Leeが公開されます。
同時にLee 130TH ANNIVERSARYモデルも発売されます。
バディ・リーと7つのブランドがコラボレーション
選ばれた7つのブランドとLeeのシンボルでもある、マスコットの「バデイ・リー」がコラボレーションしました。
企画に参加しているのは、READYMADE、NEIGHBORHOOD、N.HOOLYWOOD、MADNESS、
GrowthRing & Supply、WIND AND SEA、FDMTLの7ブランドです。
各ブランドのスタイルで、バディ・リーをコーディネートしています。
【 バデイ・リー 】
Leeのオーバーオールを着た初代のバディ・リーが誕生したのは1920年で、ミネソタ州ミネアポリスのニコレット アベニューにあるデイトン・カンパニーという
デパートのショーウィンドウに宣伝用マスコットとして展示されていました。
バディ・リーは急速に世間の注目を集め、1920年代から60年代にかけて入手困難に陥るほどの大成功を収めたコレクターズ アイテムとなりました。
ブランドの原点を語る上で欠かせない、Leeのオーバーオール。その長い歴史の中で徐々に変遷していったディティールや素材等、細かい違いはあるものの、LeeのDNAを引き継ぎ、今も愛されるキーアイテムだ。そんなオーバーオールも130周年記念モデルとして復刻。LOCOシリーズ同様にJELT DENIMにナイロン糸を混紡した強度のある素材を使用している。