WORK WEAR

1940s 11-W PAINTER PANTS

Front Zoom

森林伐採から農業、建設、牧畜、地下資源採掘、鉄道に至るまで。新天地を求めてやってきた移民たちは自らが道具を手に取って、開拓時代から二十世紀までの合衆国を創った。ゆえにアメリカは多種多様なワークウェアが群雄割拠するフィールドだったのである。戦前からトップシェアブランドの地位を確立してきたH.D.Leeカンパニーは1946年、さらなる市場拡大を狙い、かねてから評判の高かった“BOSS OF THE ROAD”ブランドを傘下に収める。1852年創業のノイシュタッターブラザーズ社からエロッサーハイマン社に引き継がれてきた同ブランドの販売網を共有し、その顧客にLeeのクオリティを認知させること。その先兵となったのが「11W」だった。同モデルの外見はLeeブランドの「191Z」と似ているが、11Wはフロントをボタンフライとした点や縫製部の補強にリヴェットを用いずに、すべてスレッドリヴェット(カンヌキ留め)を採用した点が特徴。そのディテールを必要とするワーカーたちの寵愛を受けただけでなく、ホームビルドやガレージワークなどのDIYに欠かせない存在となった。そんな頼れるペインターパンツが登場した’40年代のアーカイヴピースを徹底検証し、細部に至るまで再現した。

Back Zoom
  • ディテール ハウスマーク

    ハウスマーク

    '50年代の初頭まで使用された、通称“ハウスマーク”ラベル。Leeの“e”が正体のラベルは'40年代後半のモノであることを示す。取り付け位置は、ウエストバンドの向かって右側

  • ディテール フライフロント

    フライフロント

    フロントはボタンフライで、トップボタンは'30~'50年代前半まで使われた、Leeの“L”が長い「ロングL」のトップボタン。フライボタンは刻印入りドーナツボタンを使用している

  • ディテール ルーラーポケット

    ルーラーポケット

    小型のプライヤーやドライバー、メジャーなどを収納できるルーラーポケット。作業中に素早く出し入れができるよう、アクセスしやすい右太ももの位置に装備されている