WESTERN WEAR

1945y 101B Lee RIDERS

Front Zoom

終戦を機に「戦後」の新時代が幕を開け、新しい価値観が到来する。Leeはそれを敏感に感じ取っていたに違いない。これまでの101に冠していたCOWBOYの称号を1944年~1946にかけてRIDERSへ変更したことは、それを裏付ける出来事だった。その狙いは的中し、101 RIDERSは西海岸の若者が憧れる存在となり、やがて全米に確たる地位を築いた。この101B RIDERSの1945年モデルはその先駆けであり、しかしやや特殊な仕様が耳目を集める存在だ。たとえば名称変更したにもかかわらず使われているCOWBOYの刻印入りトップボタン、中央の赤タグ(センター赤タグ)のアルファベット“e”が傾斜する“斜めe”など、COWBOY時代のディテールを所々受け継いでいる。また製品の特徴や注意事項などを綴った紙製のフラッシャーもRIDERSと銘打ってはいるものの、そのカタチはCOWBOYと同じく正方形。図柄のタッチも前時代的な印象だ。過渡期ゆえに旧部材の在庫消化を狙った措置だと思われるが、未来を読む力に長けたLeeのこと、急激な変革で客離れを防ぐために、徐々に仕様を刷新していった……といったら考えすぎだろうか。

Back Zoom
  • ディテール ボタン&斜体Lee

    ボタン&斜体Lee

    Leeの“e”が斜体となった旧ロゴのラベルやCOWBOYの刻印入りトップボタンなど、101シリーズがRIDERSへ名称変更した後も、暫くは前時代のパーツが流用されているのが特徴

  • ディテール ステッチカラー

    ステッチカラー

    以降のモデルはイエローステッチに統一されるが、1945モデルではフロントポケット口やボタンフライの縫製、バックポケットの一部にオレンジ色の縫製糸が使用されている

  • ディテール ピスネームなし

    ピスネームなし

    101B、および101Z RIDERSの右バックポケットにはLeeのロゴが入るヒップラベルが付属するが、過渡期の1945年モデルにはCOWBOY時代と同じく、ヒップラベルが付属しない