1954 RIDERS
101-Z

人種問題や社会階級への鬱屈を端緒とするカウンターカルチャーがユース世代を魅了した1950年代。彼らは労働者階級という覆すことのできない出自をことさら強調するよう、あえてデニムに身を包んだ。そんな若きREBELの象徴として今なお語り継がれているのが、"101-Z"である。防縮加工が施されたデニムには、ヒップポケット両脇のスレッドリヴェットを筆頭に、より洗練されたシルエットと現代的なディテールが盛り込まれた。翌年に公開された映画『理由なき反抗』で、主演のジェームズ・ディーンが着用し、劇中だけでなくプライベートでも愛用していた事実が広まると、ジーンズはワークウエアの文脈を軽々と飛び越え、遂にはファッション、あるいはストリートアイコンへと昇華。その地位は今に至るまで揺るぎないものとなった。

WOVEN LABEL

黒地に金ロゴが際立つ通称"センター黒タグ"は'50年代の最初期デザイン。労働組合を推奨する企業製を意味する「ユニオンメイド」と「サンフォライズド(防縮)」の表記が

ZIPPER

スライダー裏の片ヅメでロックする仕様のグリッパージッパーは、古典的なボタンフライジーンズに不慣れな都会人に重宝され、それ以降のグローバルスタンダードとなった

BACK POCKET

バックポケットに縫われたピスネームにはまだⓇマークがない。"×"型のカンヌキ=スレッドリヴェットや補強の裏地を当てたポケットなど、細部はワークウェアそのもの

Lot.LM6341-89
¥28,600(Tax in)
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